HI-COOK Café vol.028

特集：HI-COOK Eye ― 熱中症対策と温度環境改善

労働安全衛生規則改正（2025年6月1日施行）
事業者は労働者への熱中症対策が義務化。怠った場合は懲役や罰金の対象。
熱中症の実態
- 死傷者数：2015年464人 → 2024年1,257人（約2.7倍）
- 死亡者数：2015年23.7人（平均） → 2024年30.7人（約1.3倍）
- 救急搬送者：2013年58,729人 → 2024年94,779人（10万人近く）
気候変動の影響
日本の平均気温は100年で+1.40°C。猛暑日も増加（1910年代0.8日 → 直近30年で3.0日）。
都市部はヒートアイランド現象により上昇幅が顕著。豪雨の一因にも。
工場における対策
- 給気・排気の徹底（フードよりダクト排気が有効。OMC型除去装置で安全性確保）
- 機械断熱強化（MPO型オーブンでは表面温度を38°C低下、放熱量減少）
- 高効率機器導入（DOBC型フライヤーは排気温度100°C以下で熱効率改善）
- 投入コンベヤ設置で作業者を機械から遠ざけ、負担軽減
まとめ
省エネ対策と温度環境改善は表裏一体。快適な環境は労働安全だけでなく、採用や働きやすさ向上にもつながる。

FOOMA JAPAN 2025（東京ビッグサイト）
来場者11万人超。テーマ「Clean & Taste」。
- 高効率ガスフライヤー DOBC-45B-X#（CIP洗浄装置、カス搬送コンベヤ搭載）
- インピンジメントオーブン（二段式・外部過熱水蒸気システム・ネット洗浄装置付き）
- 食用油濾過機 CFAD-30型（コンパクト設計・DENBAオプション）
MOBAC SHOW 2025（インテックス大阪）
来場者31,615名。製パン・製菓業界向け。
高効率フライヤー DOBC型や二段式オーブン IMPEJ型を出展。
海外展示会
- Thaifex Anuga 2025（タイ・バンコク）
- ProPak Asia 2025（タイ・BITEC）
- SEOUL FOOD 2025（韓国・KINTEX）